ILC宮城 卒業生からのメッセージ(平成23年3月卒業)
 
 
*Message-1

自分のため、将来の家族のため
信念を持って、通信制に挑みました


 2度の挫折をし、3度目の高校生活となりました。10代の頃は学校に行くというより行かされている気持ちの方が強く、友達との生活は楽しくも、学校に興味が持てませんでした。しかし高校こそが人生の基盤でもありスタートラインだったと今は実感しています。だからこそ今回の通信制再入学は信念を持って挑みました。自分のため。そして将来の家族のためでもあります。20歳前後の自分に甘かった考えを改め、自分に厳しくしてきたつもりです。
 勉強と仕事の両立は厳しい面もありましたが、会社の協力もあり無事卒業することができました。大事なのは興味を持つこと、挑戦すること、そして信念を持つことだと改めて思いました。
 2度も失敗してもこのような機会を与えていただいた仙台育英通信制に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、短い期間でありながら、ひとりひとりの名前や性格、仕事のことなど、生徒を思ってくださった先生方を尊敬するとともに、御礼を申し上げます。ありがとうございました。




 
*Message-2

楽しかった学校生活
友達との思い出が蘇ります


 通信制での学校生活は「楽しかった」、これに尽きます。私は小、中学校で不登校になり、学校が好きになれませんでした。しかし、ここでは自主性を尊重し、たくさんサポートをしていただいたお陰で、学校が苦ではなくなり、友達が増えました。こんなに気楽に、リラックスして集団生活に溶け込めたことはありません。そして、教科書の勉強だけではない、大切なことを教わりました。
 最初はマイペースで勉強していたので、卒業まで何年掛かるか心配でしたが、思い返してみるとあっという間でした。卒業の見通しが立ってからの半年は「この校舎に通うのもあと何回、この授業も最後か」と思い、寂しくなることもありました。初めて学校が楽しいと思えるようになり、友達との思い出が次々と蘇ります。これからの不安はありますが、学んだことを胸に「新生活も頑張っていける」と、思えるようになりました。




 
*Message-3

苦手な人付き合いを克服
介護の仕事をめざします


 人付き合いが苦手で中学1年生の時に不登校になり、2年生になってからも保健室登校をして教室に入ることができませんでした。そのため、高校に入っても同じことの繰り返しになり、親に迷惑がかかるのではないかと、全日制の高校に入る決心がつきませんでした。その時通信制に入った兄からいろいろ話を聞き、心を決めました。それでも不安はありましたが、案外早く慣れることができました。
 高1の秋からはバイトも始め、充実した高校生活を送ることができたと思っています。接客業はあまり長続きしませんでしたが、宅急便の仕分けのバイトは楽しく続けられ、昔ほど人付き合いが苦手ではなくなりました。まずヘルパーの資格をとり、介護の仕事に就きたいと思います。
 卒業してからの自分の人生に不安も沢山ありますが、今までの人生も不安を乗り越えてきた結果なので、家族や友達の応援に応えて頑張っていきたいと思います。




 
*Message-4

働きながら学ぶ難しさを乗り越え
美容学校へ進学します


 高校2年生に進級すると同時に通信制への入学を決めました。高校卒業後に進学する専門学校の学費を稼ぐために、働く時間を増やしたいと考えたからです。週1回の登校であれば、学業を多少おろそかにしても卒業できると考えました。
 しかし、いざ働きながら学校へ通ってみると、自分の考えが甘かったことに気付かされました。週に6回出勤し、休みの日には学校。とても苦労しましたが、自身の力と学友の協力があり、卒業をすることができました。卒業後の進路は美容学校で、全日制です。平日学校があるのでなかなか働く時間がないと考えています。
 通信制で学んだことは、働くことの大変さと学校と仕事を両立する難しさです。入学した当時は全日制に残っていれば良かったと思っていましたが、今は違います。通信制に入ったことで、普通の人が学べないことや、経験できないことを沢山身体で感じることができてとても良かったと思います。通信制で学び、経験したことは忘れないと思います。




 
*Message-5

先生方や友人の何気ない一言に救われ
夢を追い続けることができました


 私は、通信制に2年間通いました。この2年間は私にとってとても大切な時間となりました。たくさんの友達に恵まれたことで、私生活でどんなに嫌なことや辛いことが起こったとしても、学校で皆の笑顔を見るだけで、自分も自然と笑うことが出来ました。
 担任だった大友先生はもちろんのこと、周りの先生方が優しく見守ってくださったおかげで「養護教諭」という将来の夢を諦めずに追い続けることができました。この2年間で何度も夢を諦めそうになりました。しかし、その度に先生や友人の何気ない一言に救われて思い止まることができ、今の私がいるのだと思います。
 そんな充実した学生生活を通して、私が今も後悔していることがあります。それは興味のある教科と苦手な教科を勉強した時の意欲に、大きな差があったことです。それはテストの点数を見れば明らかでした。10月以降になって受験勉強もするようになりましたが、もっと早くから苦手意識をなくすことで、受験勉強が楽になったと思うからです。
 私はこの経験をこれからの生活に生かしたいと思っています。そして大学へ進み、将来の夢である「養護教諭」になって、私を救ってくださったような先生になりたいです。
 たくさん思い出が残ったこの1年間を、これからも大切にしていきたいと思います。




 
*Message-6

将来について考える余裕が生まれ
新たな目標を達成できました


 入学する時の目標は、2年間で卒業することでしたが、実際には2年半かかってしまいました。しかし私は目標を達成出来なかったとは思っていません。なぜかというと、目標以上のことを達成できたからです。
 それは「進学」です。私は進学するために、わざと卒業を半年先延ばししました。そのおかげで、無事に志望していた大学に合格することができました。合格できたのは、家族や先生方の協力があったからです。仙台育英に入学する前に通っていた高校の先生までもが、私の受験に協力してくださいました。
 最初は「高校まで卒業すればいいや」と思っていた私が進学する気になれたのは、通信制に入学したことで将来について考える余裕が生まれたおかげです。だから私は何も後悔していません。これからは幼稚園教諭になるという将来の目標に向かって勉強に励み、充実したキャンパスライフを送りたいと思います。
 親身になって勉強を教えてくださった先生方、相談に乗ってくれた友人のみなさん、どうもありがとうございました。




 
*Message-7

ミニスポーツ大会で
新しい出会いがありました


 通信制に入学したのが平成21年10月のことでした。そして、ついに今年卒業することができました。
 働きながら学校へ通い、合間をぬってレポートを完成させるという生活をしていましたが、慣れてくると、怠ることもあったなと思います。
 通信制での思い出はミニスポーツ大会です。初めて会う人と一緒に卓球をするなど、新しい出会いがあり、楽しかったです。
 また、大学受験も良い経験となりました。結果は良くなかったですが、文章をたくさん書き、机に向かうということを覚えることができました。次回またチャレンジしたいという気持ちがあります。
 通信制で出会った同年代の友人、県外から来ている友人、もう会うことがなくなるかもしれないけれど、楽しい思い出の一つです。  通信制に入学して、自分自身が変わったことや経験したこと、学んだことを忘れないで生きていきたいと思います。
 先生方にはいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。通信制の存在を教えてくださった前の学校の先生方や両親へも感謝を言いたいです。




 
*Message-8

思い出に残ったハワイ研修
言語の大切さと自分の世界の狭さを知る


 私は転入という形で仙台育英通信制に入学しました。それからの1年は、あっというまでした。
 本校に入学した当初は、授業のシステムがよく分からず、戸惑うこともありましたが、先生方のサポートもあり、すぐに慣れるようになりました。また、授業などを通して友人も出来るようになり、充実した日々を送る事が出来ました。
 この1年間で最も記憶に残る思い出となったのはハワイ研修です。正直、受験を控えていたので、ハワイへ行くことに多少の抵抗感もありましたが、それだけの価値が十分にありました。何もかもが初めての経験で新鮮でした。言語の大切さ、自分の世界がどれだけ狭かったかを知ることが出来たような気がしました。
 正直、大学生活に不安な気持ちもありますが、新たな気持ちで新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。先生方をはじめ、私を支えてくださった人達に感謝したいと思います。1年間、ありがとうございました。




 
*Message-9

かつて高校を中退した自分にとって
大きな意味のある卒業でした


 今回、仙台育英通信制を卒業することができました。自分の中でもこの卒業はすごく大きなことだと思っています。本当であれば、平成18年度の卒業生だったはずが、若いころの自分は甘く、遊びほうけていたせいで高校を中退し、アルバイトはしていたものの、就職もせずにやっていました。
 なぜ、高校を卒業したいと思ったかというと、ある日ふと何かの資格を取っておきたいと思ったことがきっかけでした。色々調べてみると、ほとんどが高校卒業以上、と書いてあり、受ける資格さえないことに気付きました。これでは何も出来ないし、大学に行きたくなったときにも通うことも出来ません。若いうちに高校をとりあえず卒業しておこうと思い、通信制に通いました。
 ギリギリで卒業出来たような感じなので、もっと余裕をもって卒業できたら良かったなと少し思いますが、先生方にものすごく助けていただいたかいもあり、無事に卒業できたことを感謝いたします。本当にありがとうございました。




 
*Message-10

何度もくじけそうになりながら
先生方のおかげで卒業できました


 通信制に初めて入った時は、本当にここでやっていけるかなあと、何度も何度もくじけそうになりました。時には落ち込んだり、時にはサボッてしまったりで、ここに来ても自分がだめなのは全然変わらないなと思っていました。
 でも先生やおばあちゃんが説得してくれて何とか持ち直して、今にいたりました。ここまで来ることができたのは先生方のおかげです。とっても感謝しています。
 ここを卒業できるなんて、とてもとても嬉しいです。でもはっきり言って、この後、自分がどうなるかわからないのでまたすごく不安が出て、臆病になっています。ちゃんと前に進めるか不安です。でも自分なりにこれからもっと努力して、本当の自分を探したいと思っています。自分に何ができるかわかりませんが精一杯頑張っていきたいと思います。先生方に会えたことを誇りに思います。本当に有難うございました。
 
 
 
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